目次
出品者における「自動延長なし」設定メリデメ
メリット
ヤフオク出品者がオークションで
「自動延長なし」設定にするメリットは以下です。
- 家の不用品などを最初から高値で売るつもりがない人
- 膨大な量の商品をいくつも出品している人
- 忙しくて予定が詰まっている人
- オークション終了時間が何時になるか不明なのが困る人
- 決まった時間内にオークションを終わらせたい人
- その時間帯じゃないと取引対応できない人
- 早く商品を売りさばきたい&早めに入札して欲しい人
つまり、時間を長引かせたくない出品者にとっては
「自動延長なし」設定にするメリットがあります。
また、「自動延長なし」は「自動延長あり」に比べて、
オークション中や落札後のトラブルが少ない印象。
理由としては落札ユーザーはオークションで入札しすぎず、
わりと納得できる価格で落札できることが多いから。
またイタズラ入札ができる隙があまりないため
悪質ユーザーに落札される可能性が低くなります。
「自動延長なし」設定にしてあるとお客さんは終了直前に、
自分の出せる上限金額最大まで一気に入札するのが常識です。
なので、「自動延長なし」設定にしていたほうが
意外と高値で売れることもしばしば。
とくに人気ショップなど評価数が多い出品者は
信頼があるため高値で売れているケースが多く見られます。
いずれにせよ設定時間内に確実にオークション終了できるのが
出品者における「自動延長なし」メリットです。
デメリット
ヤフオク出品者がオークションで
「自動延長なし」設定にするデメリットは以下です。
- 出品商品が安く落札される可能性が高い
- 落札者どうしの競り合いが起こりにくい
- 価格が上がりきる前に出品物が落札されやすい
いまのヤフオクにおいて出品者が「自動延長なし」設定で、
オークション出品するのはデメリットのほうが大きいです。
なぜなら「自動延長なし」は「自動延長あり」にくらべて、
出品商品が安く落札される可能性が高いから。
たとえばオークションにおいて入札と価格が最も上がるのは終了間際。
「自動延長なし」はオークション終了間際に
落札者どうしの競り合いが起こりにくい設定です。
なので、価格が充分に上がりきる前に
出品商品が落札されてしまいかねません。
ちなみにヤフオクでは出品する際に最初から
「自動延長あり」にデフォルト設定してあります。
ヤフオクでは通常は価格が上がりやすい、
「自動延長あり」の設定でのオークション出品が基本。
しかし、なかには取扱い商品が多く時間延長させたくないため、
あえて「自動延長なし」設定にしてある出品者もおります。
ただし、自動延長の「あり」or「なし」設定は
出品中のオークションの途中では変更できません。
また、出品キャンセルしようと思ったときも
もし入札があればヤフオクに出品手数料を取られます。
一度入札が入ったオークションは
たとえ入札者を取り消して出品キャンセルしたとしてもダメ。
出品手数料だけはしっかりとヤフオクに持っていかれます。
なので出品者の方は必ず自動延長「あり・なし」を確認してから
商品を出品したほうがいいです。
とはいえ、自動延長「あり・なし」設定ができるのは
LYPプレミアム(旧Yahoo!プレミアム)会員限定オプション。
無料会員の人は最初から「自動延長あり」デフォルト設定のみ。
なので普通に出品する際は気にしなくていいです。
出品者における「自動延長あり」設定メリデメ
メリット
出品者における「自動延長あり」オークションのメリットは以下です。
- 価格が上がりやすい
- スナイプ入札を防げる
- 公平なオークションを促進する
「自動延長あり」オークションは価格が上がりやすいです。
とくに人気カテゴリー商品を出品する際はより効果的。
オークションは終了間際に入札が集中するのは当然として、
時間延長により落札ユーザーどうしの競り合いが持続。
すると想定以上の高値で落札される可能性が高まります。
また、「自動延長あり」オークションはスナイプ入札対策にもOK。
オークション時間が延長されるので、
終了直前に一発入札で安く落札されるようなことが減ります。
◆「自動延長あり」設定オークションの特徴とは?
- オークション終了時刻の5分前に新たな入札があると、終了時刻が5分間延長
- 1が繰り返され、最後の入札から5分間新たな入札がなければオークション終了
「自動延長あり」オークションは公平で健全な取引を促進します。
理由は以下。
- 終了間際のスナイプ入札による一部ユーザーの独占を防げる
- ユーザーが時間切れで入札できない事態を避けられる
- 複数ユーザーが公平に参加できる環境を提供できる
落札ユーザーどうしの公平な競り合いを促進できるのが、
「自動延長あり」オークションの醍醐味です。
結果として出品者は以下のメリットが連動して得られます。
- 納得のできる価格で落札される可能性が高まる
- 出品取消や再出品の手間が減る
- 取引完了までの作業がスムーズに進む
つまり出品者にとって「自動延長あり」オークションは
ほぼメリットしかないので安心で必須の設定機能です。
デメリット
出品者における「自動入札あり」オークションのデメリットは以下です。
- 時間延長で終了時間にオークション終了しない可能性が高いこと
- せっかく落札されても取引キャンセルする人が多いこと
- イタズラ入札や悪質ユーザーに落札される可能性が高くなること
「自動入札あり」設定オークションは
終了時間が来ても入札があれば時間延長されてしまいます。
なので、決まった時間内にオークションを終わらせたい人、
忙しくて早く取引を終わらせたい人には向きません。
また、「自動延長あり」オークションは
落札後に取引キャンセルする人が多い傾向があります。
理由としてはオークションで熱くなり入札しすぎて、
予定よりも高い値段で落札してしまったからがほとんど。
たとえ、商品を届けた場合でも返品してくる人もいて、
商品状態や梱包が悪いだの文句を言ってくる人もいます。
さらに、「自動入札あり」設定オークションの場合は、
イタズラ入札や悪質ユーザーに落札されることもしばしば。
イタズラ入札で落札⇒取引の返信なし⇒悪い評価をつけてくる、
といった悪質ユーザーに出くわす可能性が高くなります。
出品者とって「自動入札あり」オークションは
どちらかと言えばメリットの方が大きいのでおすすめ設定。
しかし、終了時間に必ず終わるわけではない、
取引キャンセルやイタズラ入札が多いのがデメリットです。
落札者が「自動延長なし」商品を狙うメリデメ
メリット
落札者が「自動延長なし」オークションを狙うメリットは
わりと安い値段で落札しやすいことです。
理由としては以下。
- 終了時刻になると必ずその時間にオークションが終わる
- ライバルたちとの価格競争になりにくい
たとえ多くのユーザーが注目するオークション商品だとしても、
「自動延長なし」商品の場合は時間が来たら即終了。
なので、落札ユーザーたちは終了時間以降は入札できず、
価格が充分に上がりきる前に終了時刻が来てしまいます。
つまり「自動延長なし」商品の場合は、
落札ユーザー同士が入札価格を競い合う時間が短いということ。
どんなに人気で注目されている商品だとしても、
価格は上がったとしても相場価格くらいまで。
もしくは相場以下で安く落札できる可能性が高くなります。
なので、ヤフオクで何か欲しい商品を探していて、
「自動延長なし」商品が見つかった時はチャンス!
落札者にとってほぼメリットしかありませんので、
積極的に狙ってみてください。
デメリット
落札者が「自動延長なし」オークションを狙うデメリットは以下。
- 終了時間にオークション即終了なので入札を逃しやすい
- 入札を諦めようか粘ろうか考える時間的余裕がない
- うっかり予算を超えて入札してしまう恐れあり
「自動延長なし」設定商品の場合、
必ず予定された時間にオークションが終了します。
つまり、落札ユーザーたちは
「どれくらいの金額で入札しようかどうしようか?」
狙う商品に対して考える時間や余裕がないということ。
結果として入札を逃したり入札しすぎたりして、
後悔してしまう羽目に合い兼ねません。
なので、「自動延長なし」設定の商品を見つけたら、
あらかじめ入札金額や最大予算を決めておくことが重要。
「自動延長なし」設定商品を確実に落札したい場合は、
用意周到でオークションに挑むのがカギとなります。
落札者が「自動延長あり」商品を狙うメリデメ
メリット
落札者が「自動延長あり」オークションを狙うメリットは以下。
- オークション終了時間が延びるので入札の機会を確保しやすい
- どれくらいの価格で入札しようかどうか思考する時間が生まれる
デメリット
落札者が「自動延長あり」オークションを狙うデメリットは以下。
- 自分だけでなくライバルも高値更新できる時間的余裕が生じる
- オークションで白熱しすぎてしまう傾向がある
- 長時間オークションでライバルと価格競争をする可能性がある
- 想定以上の価格を入札して浪費してしまう恐れアリ
- 一日の貴重な時間を無駄に費やしてしまうリスクあり
人気商品などは5回、10回と何度も自動延長され、
オークション価格が上がっていきやすいです。
結果としてライバル達と長期戦になる場合が多くなりがち。
予定していた終了時間から1時間や2時間も延長する、
なんてこともけっこうあります。
落札ユーザーの中にはこの自動延長の仕組みが
”うざい”と感じる方も少なくありません。
なので、長時間オークションで争うのが嫌で、
「自動延長あり」商品には最初から入札しない人も多いです。
個人的な意見&まとめ
⚖️ 比較表:自動延長なし vs あり
| / | 自動延長なし | 自動延長あり |
| 出品者のメリデメ | ・メリット ⇒早期終了 ・デメリット⇒安値落札のリスク | ・メリット ⇒高値落札・安心感 ・デメリット⇒終了時間が長引く |
| 落札者のメリデメ | ・メリット ⇒スナイプ成功で安値落札可能 ・デメリット⇒入札を逃しやすい | ・メリット ⇒再入札チャンスあり ・デメリット⇒長時間の価格競争 |
| 価格の伸びしろ | 低い(終了直前の一発入札で終了) | 高い(競り合いが続く) |
| オークションの公平性 | 低い | 高い |
ということで本記事では、
【なぜ?ヤフオク出品者が自動延長「なし」を選ぶ理由と隠れたメリット】
についてお伝えしました。
たとえば、不用品等「早く売り切りたい」「安値でも構わない」場合。
⇒”自動延長なし”オークションで出品するのも選択肢の一つ。
しかし、出品商品の差別化や利益最大化を狙うなら、
⇒ “自動延長あり”オークションで出品するのが鉄板 です。
とくに1円&低額スタート出品する場合は人気商品か否か関係なく、
「自動延長あり」設定で出品するのが絶対におすすめ。
今は「自動延長あり」オークションがヤフオクの常識になり、
商品相場を調べられるツールや自動入札ツール等もあります。
落札者はうっかり予算を超えて入札するようなことも滅多になく、
予想外に高値になることも過去に比べたら少なくなりました。
なので、少しでも差別化や利益最大化を狙うなら
“自動延長あり”設定で出品していたほうが無難です。
とくにヤフオク評価が低い初心者の内は、
「自動延長あり」設定にして出品することをお勧めいたします。
